バッテリーのチェック

 

自分のクルマのバッテリーの状態を知るのにおそらく一番分かりやすいと思われるのは、夜にヘッドライトを点けている場合です。クルマで走っている時には十分明るかったヘッドライトが、停車した時に何だか暗くなったように感じられた時には、バッテリーが衰弱してきている可能性があるのです。

 

クルマが走っている時にはオルタネーターが発電しているので、その電力には問題がないのですが、停車している時はエンジンの回転数が落ちてオルタネーターの充電効率も低下してしまい、バッテリーから電力が供給されるようになります。こういったケースでバッテリーが衰弱していると電力不足でヘッドライトが暗くなってしまうわけなのです。

 

これを確認するには、ギヤをニュートラルにして軽くアクセルを踏んでみることです。それでヘッドライトが明るくなれば、バッテリーが衰弱していることになります。しかしながら、この方法が有効なのは通常のハロゲンタイプのヘッドライトだけです。消費電力の少ないHIDタイプのヘッドライトであれば、バッテリーが衰弱していてもその明るさを維持できるからです。

 

この他では、エンジンを始動する時のセルモーターの回転が弱く感じられるケースがあります。また、ライトの消し忘れなどで一度バッテリーを上げたことがある場合、そのバッテリーはかなり性能が低下してしまいますので早めに交換することを考えた方が良いでしょう。